墓地の埋葬は公の許可が必要

墓地の埋葬は公の許可が必要

墓地の埋葬は公の許可が必要 墓地への埋葬は自己所有の墓地であっても勝手に行うことはできません。死亡あるいは死産などの時には故人の住所地の市区町村長に死亡の届け出をした上で、火葬許可と埋葬許可を受けた後でなくてはそれぞれ行えないことになっています。
これは福祉的宗教的観念や衛生環境面に基づいて決められていることです。最近は、少子高齢化等に伴って遠い故郷の墓じまいや近くへの改葬等が行われることが多くなりました。
改葬の時も元のお墓の所在地の市区町村長の改葬許可がないと行うことはできません。その際には新しく利用する墓地の所有者、お寺や共同墓地の管理者などの許可も当然必要です。それをもって解消の許可を得ることができます。
また、最近は散骨等の新しい葬儀の方法が行われることも多くなりました。以前はこのようなことは認められていなかったことですが、宗教的側面から近隣に迷惑をかけないこと等節度をもって行われることを前提に認められています。

墓地にお供えするのは仏花であり献花ではない

墓地にお供えするのは仏花であり献花ではない 葬儀の時に霊前に捧げるのが献花と言い、作法としては遺族の人たちに挨拶を済ませてから右側に花が向くように持ち、両手で捧げてから遺族に礼をするのが一般的です。カーネーションや菊などが多いですが、他にも淡い色や白色で茎が長いものが取り入れられる場合もあります。
故人の生前に好きだった品種を、捧げるのも良い方法です。
仏壇や墓地に供えるのが、仏花と呼びます。墓地などで仏様に対して供える仏花ですが故人やご先祖様の霊、お供えした本人の気持ちも落ち着かせることが期待可能です。品種に特に決まりはありませんが、毒があったりトゲがある植物は縁起が悪いとされています。
ちなみに強い香りの品種も、あまり適していません。献花するときと同様に故人が生前に好きだった花をお供えするのも良い方法です。
葬儀会場や祭壇を飾りつけて、故人に対してお供えする花のことを供花と書いてきょうかと呼びます。お坊さんなどの間では、同じ字でくげと読むこともあるので注意が必要です。